フェラーリのフェリペ・マッサは、シルバーストン・サーキットで開催されたイギリスGPフリー走行3回目で21周を走行し、ベストタイムは1分33秒674で16番手。予選では1分53秒065を記録して5番手になった。
フェリペ・マッサ
「今日の結果はチームにとってよかったよ。(Q2で)赤旗が出たときには、僕もフェルナンド(アロンソ/チームメート)もどちらもQ3への進出圏外にいたんだからね。予選再開後、Q2の最後の何周かではいい仕事ができた。Q3ではずっとポールポジションを狙っていたよ。でも最後の最後に最終コーナーのところでリアタイヤをロックさせてしまってタイムを失ったんだ」
「それでも、5番手という位置はうれしいよ。明日は競争力を示せると思う。クルマはこういうタイプのサーキットに向いているからね。カナダGP以後、F2012(フェラーリの2012年型車)はかなり改善されているし、その成果がはっきりとわかるよ」
「Q2での中断は正しい判断だったと思う。もう少し早くてもよかったと思うけどね。あの時点ではメインストレートでも信じられないほどのアクアプレーニング(タイヤと路面の間に水の膜ができ、グリップが失われる現象)が起こっていたよ」
「レースコントロール(レース管理者)は走行が可能な状態とするために素晴らしい仕事をしたね。それによって観客は見ごたえのある予選を見ることができたし、彼らの熱意に応えることができたと思うよ。僕たちドライバーにとって、中断は退屈なものだった。でも観客席にいる人たちにとってはもっと大変だったと思う。あんなに強い雨が降っていたんだからね」