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F1第9戦イギリスGPフリー走行2回目、詳細レポート

2012年07月07日(土)0:04 am

2012年F1第9戦イギリスGPが7月6日(金)、シルバーストン・サーキット(1周/5.891km)で開幕。現地時間14時(日本時間22時)から90分間、フリー走行2回目が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。

セッション開始時の天候は雨、気温16℃、路面温度は17℃。フリー走行2回目では、通常ならセッション開始と同時に各車が走行を始めるが、今回は雨が降っていることもありセッション序盤はブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、ティモ・グロック(マルシャ)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、キミ・ライコネン(ロータス)がコースインしたのみ。タイムを記録したのはセナとグロックだけだった。

しかし、雨は弱まる気配がなく、開始約15分からはコース上に誰もいない状況が続いた。そして開始約45分、小林可夢偉(ザウバー)がコースイン。ようやく走行が始まったため、可夢偉は大歓声を受けながら走行するが、路面の水量が多いとき向けのウエットタイヤを装着しても、クルマは不安定な状態になっている。

可夢偉に続いて、チームメートのセルジオ・ペレスやシャルル・ピック(マルシャ)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)なども走行を開始した。また、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が水量が少ないとき向けのインターミディエイトタイヤでコースインしたが、タイムを計測することなくピットへ戻った。

開始約60分、可夢偉とペレスが交互にトップタイムを更新する中、セナがクラッシュ。セナのクルマは左フロントが壊れたほか、リアが大きく損傷している。このクラッシュにより赤旗が出され、セッションは中断となった。開始約65分でセッションが再開されると同時に、可夢偉がコースへ入った。

開始約75分、可夢偉が自身のトップタイムを更新しながら周回を重ねる中、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が可夢偉から約コンマ4秒遅れの2番手に。また、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が3番手につけている。しかし、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分56秒345を記録して首位に浮上。可夢偉も1分56秒474までタイムを短縮した。

セッション終盤、アロンソやセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がインターミディエイトタイヤで走行しているが、ともにタイムは1分59秒台中盤。まだインターミディエイトを装着できる路面状況ではないようで、ベッテルはウエットを装着したマルシャにも抜かれながら周回を重ねている。

その後、誰もハミルトンのタイムを破ることなく、ハミルトンがトップのままセッション終了。可夢偉は2番手となった。可夢偉のチームメートであるセルジオ・ペレスは、5番手になっている。また、セッション終了直前にアロンソがスピンしてバリアにクラッシュ。アロンソはフロントウイングを壊したものの、そのままコースへ復帰してピットへ戻った。

【結果】F1第9戦イギリスGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第9戦イギリスGPフリー走行2回目の結果

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