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バレンシアがF1に残るには？

現在ヨーロッパGPの開催地になっているバレンシア市街地サーキット。しかしスペインGP開催地であるバルセロナとF1最高責任者バーニー・エクレストンの双方が、来年度からの実施が見込まれるバルセロナとバレンシアの交互開催案に合意しない限り、バレンシアがF1カレンダーから姿を消してしまう可能性があるようだ。

これはスペイン紙『Mundo Deportivo（ムンド・デポルティーボ）』が報じたもので、記事には、先週末に開催されたヨーロッパGPの期間中、バレンシア州首相アルベルト・ファブラとエクレストンが会談したという報道もなされている。

昨今のバレンシアはヨーロッパ経済危機の大きな打撃を受けており、バルセロナとの交互開催がF1カレンダーに残るための唯一の選択肢だと言われる。

バレンシアのレース開催責任者ゴンザーロ・ゴベルトは次のように発言した。

「交互開催以外の選択肢など考えてはいない」

また、バレンシア州のスポーツ大臣ローラ・ジョンソンは、エクレストンと会合があったことを認め、「彼ら（エクレストンとバルセロナ）が交代案に合意しなければ、レース開催は不確実なものとなるでしょう」と付け加えた。