元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーが、F1贈収賄スキャンダルへの関与を認めるかもしれない。このスキャンダルにはF1の最高権威バーニー・エクレストンもかかわっている。
グリブコウスキーはこのスキャンダルの中心人物で、ドイツ検察は数年前にF1の株式が売却された際、エクレストンから賄賂(わいろ)を受け取ったとして起訴している。
同様に調査の対象となり、公判には証人として出席したエクレストンは、「グリブコウスキーにゆすられた」と証言した。
イギリスの経済紙『Financial Times(ファイナンシャル・タイムズ)』によると、グリブコウスキーと弁護団が検察側と協議しており、公判は終わりを迎える可能性があるようだ。
この協議のため、15日(金)に予定されていた最終弁論は延期された。なお、グリブコウスキーが関与を認めるかどうか検討しているのだろうと裁判所の広報担当は語っている。