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ケーターハム、F1モナコGPの結果で分配金が大幅アップ?

2012年05月30日(水)14:51 pm

モナコGPの結果は、ケーターハムにとって大きな収益の原動力となるかもしれない。

2012年シーズンが開幕してから6戦を終えたF1だが、ケーターハム、マルシャ、HRTの3チームが、いまだにノーポイントの中で争いを演じている。ランキングで複数のチームが同ポイントに並んだ場合、優勝回数によって順位が決まるが、優勝していない場合、2位に入った回数、3位に入った回数と続いていき、順位が確定するまで続く。つまり、上記3チームの場合はこれまでのレースにおける最上位とその回数によって順位が決まることになる。

モナコGPを迎えた時点では、オーストラリアGPでティモ・グロックが14位を記録したマルシャが3チームの中のトップにつけていた。だが今回のモナコGPにおいてヘイキ・コバライネンが13位でレースを終えたため、チームランキングのコンストラクターズ選手権でケーターハムが10位へと上昇した。

F1の運営方法を規定するコンコルド協定では、シーズン終了時、コンストラクターズ選手権10位以内のチームが受け取る収益分配金は、11位以下のチームと比べるとかなり有利なものとなっている。ちなみに昨シーズンの年間ランキングが10位であったケーターハムは、3,000万ドル(約23億8,000万円)を手にしたとされている。

ケーターハムのチーム代表トニー・フェルナンデスは次のように述べた。「これは非常に重要で肝心なことだ」

また、コバライネンは13位という結果を残しただけではなく、開幕戦オーストラリアGPの勝者であるジェンソン・バトン(マクラーレン)を抑えきってもみせた。一方のバトンは、コバライネンとの接触によるパンクのためリタイアを喫している。

モナコGPの結果に関して、フェルナンデスはフィンランド紙に対し「ただただすごいことだ。この3年で最高の感覚だよ」と語った。

それとは対照的にバトンの方は、このクラッシュで普段なら周回遅れにしていたであろうドライバーとのバトルが終わり、安心したとジョークを飛ばしている。

「12位の座を争う際には、バランスが必要なんだ。彼(コバライネン)にはそれが欠けていたみたいだけど、でもほら、それがレースだからね」とバトンはレース後に話していた。

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