フェラーリが、本拠地マラネロに保有する風洞施設の責任者として、有名空力エンジニアのロイック・ビゴワを獲得したようだ。イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』が伝えている。
『Autosprint』のアルベルト・アントニーニ記者によれば、正式な発表は恐らくされないものの、ビゴワがメルセデスAMGからフェラーリへ移籍することは「決定的」であり、9月中旬には実現するという。
ビゴワの経歴を簡単にまとめると、1990年代にリジェ、ザウバー、プロストといったチームを遍歴した後、ミナルディへと移籍。2003年には空力部門主任としてウィリアムズと契約を結んだ。そして2007年からはホンダへと移籍し、空力部門主任の座に就いた。なおホンダの撤退後はその後身であるブラウンGPにとどまり、同チームは現在メルセデスAMGにチーム名が変更されている。