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セバスチャン・ベッテル、F1バーレーンGPでは「ウェバー仕様」の排気系を採用

2012年04月20日(金)14:25 pm

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の苦難はこれからも続きそうだ。

2年連続のF1王者として迎えた2012年シーズンの開幕以来、精彩を欠いているベッテルは、レッドブルの2012年型車RB8の初期型を好んでいる。しかし、22日(日)に決勝が行われるバーレーンGPでは、ベッテルもチームメートのマーク・ウェバーと同様に排気系に最新のレイアウトを採用したクルマを走らせることになるようだ。

先週末に行われた中国GPではウェバーが新たな排気系レイアウトで戦う一方、ベッテルは初期レイアウトのクルマでレースを走った。ベッテルの意見を尊重した選択だったが、予選でも決勝でも、ベッテルはウェバーに後れを取る結果となった。

「ベッテルはクルマに十分な自信を持てなかったんだ」と、レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に明かし、ベッテルが「彼らしくないミスをした」のはその自信のなさが原因だったと話している。

しかし、レッドブルは「ウェバー仕様」の排気系レイアウトこそ進むべき方向性であるとの決断を下した。

「われわれはマーク・ウェバー(仕様)のクルマでやっていくことになる」とマルコもその事実を認めている。

またマルコは、ベッテルが難色を示したクルマに順応したウェバーについて、「ウェバーは(ベッテルより)クルマの挙動を細かく気にしないんだ」と話し、次のように続けた。

「ウェバーはタイヤが4本ついていればそれでいいが、ベッテルはそうではない」

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