ニコ・ヒュルケンベルグ「バーレーンでは追い抜きが可能」
フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるバーレーンGP（22日決勝）に向けて意気込みを語った。
Q：ニコ、中国GPはあなたにとって厳しいものでしたが、そこから何か明るい材料を得ることもできたでしょうね。
ヒュルケンベルグ：僕たちはレースをかなりいいペースで走ることができると示せたと思う。特にレースが残り3分の1になったところでは、先行集団を追いかけることができていた。でも、1回目のピットストップまでに遅れてしまい、相当離されてしまっていたよ。
ヒュルケンベルグ：スタートはよくなかったし、新しいノーズへ交換するためにピットへ入らざるを得なかったんだ。それでかなりの時間をロスしてしまった。その後はトロ・ロッソのベルニュ（ジャン・エリック・ベルニュ）とともに、ほぼ1人旅の状態だったよ。
Q：あなたは2010年にバーレーンでF1デビューを果たしていますね。サーキットについて教えてください。
ヒュルケンベルグ：好きなサーキットだよ。とてもいいリズムで走れるし、第9コーナーや第10コーナーみたいにテクニックが求められるコーナーもある。砂漠の中にあるから、コース上の砂が問題になるかもしれない。でも、それは風の方向や強さ次第だけれどね。
ヒュルケンベルグ：いい周回をするための秘訣（ひけつ）は、ブレーキングゾーンに入るときにあまり攻撃的になりすぎないことだ。コーナーの中間点でいいスピードを保ったまま、ストレートに向けてのスピードを維持するため、早めにアクセルを踏む必要があるからね。追い抜きは可能だよ。特に第1コーナーではストレートでうまくスリップストリーム（※）を使うことができるんだ。
※前を走るクルマの直後につけると、空気抵抗が減り、最高速が伸びる現象。これを利用して抜くことができる。
