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MotoGP第1戦予選、ナイトレースでロレンソがポール

2012年04月08日(日)13:38 pm

2012年の開幕戦が中東の地カタールで幕を開けた。この開幕戦は、2008年以来ナイトレースとして行われているが、2010年からはセッションが極端な深夜まで及ばないように、通常より一日早い木曜からフリー走行を開始する変則的なスケジュールが組まれている。木曜と金曜の二日間でフリー走行を行い、土曜に予選、日曜に決勝、という日程だ。

現地時刻4月7日19時55分から1時間にわたって行われた予選では、J・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー)がポールポジションを獲得。ロレンソは一昨日と昨日のフリープラクティスでも高水準の走りを披露しており、その走行内容をきっちりと予選に反映させ、1時間の走行時間の終盤で1分54秒634のトップタイムを記録した。

2番グリッドは、2011年チャンピオンのC・ストーナー(レプソル・ホンダ)。ロレンソがタイムを更新するまでタイムシートの最上位を占有し、最後のタイムアタックでも1分54秒855を記録したものの、直後にロレンソがわずか0.021秒上回り、明日のレースは2番手スタートとなった。予選3番グリッドを確保したのは、C・クラッチロー(モンスター・ヤマハTech3)。昨日から好調さを発揮していたクラッチローは、今回がMotoGP初のフロントロースタートとなる。CRT勢の最上位は、C・エドワーズ(NGMモバイル・フォワード・レーシング)。1分57秒644のタイムで、5列目13番グリッドを獲得した。

今日の予選では、セッション前半でほとんどの選手たちが、フロント・リア共に硬めの選択肢となるコンパウンドのタイヤで走行した。選手たちはセッション終盤になると、リアタイヤを柔らかめ選択肢のミディアムコンパウンドへ交換し、最速タイムを目指してタイムアタックを行った。予選時間帯の路面温度は比較的温かい状態で29℃を維持したものの、風の影響により路面コンディションはけっして最高の状態ではなかった。

明日の決勝レースは、現地時間の午後22時(日本時間4月9日午前4時)にスタートする。

青木信治(株式会社ブリヂストン モータースポーツタイヤ開発マネジャー)
「今日のロサイルサーキットは、路面温度に関しては比較的温かい状態でしたが、コンディションは昨日よりも良くなったわけではありませんでした。そんななかでも予選は手に汗握る展開になり、全選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。今シーズン最初のポールポジションを獲得したホルヘとヤマハファクトリーレーシングチームの皆様に、お祝いを申し上げます」

「今日の走行でも、フロント用タイヤには耐久性と安定性に優れる、硬め選択肢のエクストラハードコンパウンドが好まれていました。明日の決勝レースでも、選手たちの多くがこのタイヤを選択するのではないかと思います。リアタイヤに関しても、多くの選手が硬めの選択肢を使用すると思いますが、戦略次第では選択が分かれるかもしれません。我々が今回のレース用に投入した2012年仕様のタイヤは、ここロサイルサーキットで非常に良好に作動しています。明日は、開幕戦にふさわしいエキサイティングなレースになることでしょう」

今回の供給タイヤ:
フロント:スリック-ソフト、ミディアム、エクストラハード
リア:スリック(左右非対称)-ミディアム、ハード

(ブリヂストン・プレスリリースより)

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