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ミハエル・シューマッハ「まだ勝てるマシンではない」

2012年03月27日(火)13:39 pm

ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は、予選に対して決勝では振るわないものの、楽観的に考えているようだ。

F1で7度のタイトル獲得という記録を打ち立て、2006年に引退したシューマッハ。2010年にメルセデスAMGから現役復帰を果たしたが、まだ一度も表彰台に上がることはできていない。

マレーシアGPでは、予選で復帰後初となる3番手を獲得。だが決勝では、タイヤの消耗が激しいマシンに苦しんで結局10位、たった1ポイント獲得に終わっている。

「あんなにタイヤの摩耗が早いマシンは見たことがない」とドイツ紙『Bild(ビルト)』は評した。

だが、シューマッハは楽観的だ。「僕たちは1秒遅かった。去年は2秒だった。明らかに僕たちは進歩しているけれど、現時点では優勝争いができるなんて期待はしていない」というシューマッハのコメントが伝えられている。

マレーシアGPの結果から2012年シーズンの序列をまとめるのは時期尚早だろう。激しい雨のために、今季不振に苦しむフェラーリのフェルナンド・アロンソが優勝、中団グループの常連ザウバーのセルジオ・ペレスが2位という驚きの結果となったレースだからだ。

「今日はかなり変わったレースだった」とレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが『AFP通信』に語った。「見ての通り、ザウバーのセルジオ・ペレスがコース上で最速のクルマだったんだからね」

「ペレスはフェラーリに迫っていた。しかも、マクラーレンを引き離していたんだ」とホーナーも驚きの表情を見せた。「最初の数戦から多くを導きだそうとするのは難しいものだ」

かつてフェラーリのエンジニアであったホアン・ビラデルプラットも同じ考えで、マレーシアGPの結果はチーム力を反映したものではなく、特にフェラーリが苦しんでいることに変わりはないという意見だ。

「マクラーレンやレッドブル、メルセデスAMG、それにおそらく、レース終盤を見れば分かる通りザウバーよりも悪いマシンで、フェルナンド・アロンソは勝ったのだ」とビラデルプラットは『El Pais(エル・パイス)』紙に書いている。

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