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レッドブルのエンジン操作、ルール違反ではないとの裁定

2012年03月25日(日)16:12 pm

レッドブルとルノーがエンジンに「ルール違反の細工」を施したという批判に対して、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)はルール違反の可能性を否定した。

報道によると、オーストラリアGPでメルセデスAMGは、レッドブルのマシンから出るエンジン音を分析。コーナリング時に「何らかの仕掛け」によって、ルールで許されない4気筒以上のシリンダー休止を行っていると疑ったものだ。

これに対しFIAの技術委員でもあるチャーリー・ホワイティングは、次のように述べた。「われわれは、あれをルールに合致していると判断した」

メルセデスAMGにも疑いの目は向けられている。2010年にF1で流行したFダクトと同様の技術をウイングに施したリアウイングは違反だと、レッドブルならびにロータスが騒いでいるのだ。Fダクトとは、ウイングのすき間から空気を放出して最高速を伸ばす技術だったが、2011年からは禁止となった。しかし、当時のシステムと異なり、今年のFダクトはドライバーが直接操作するものではないため、ルールに違反していないとされる。

そのため、マレーシアGPでもメルセデスAMGのクルマは車検を通過しており、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙に、「クルマにゴーサインが出たよ。またしてもね」と語った。

しかし、メルセデスAMGはマレーシアGP予選でミハエル・シューマッハが3番手を獲得。このまま決勝でもいい成績を残した場合、他チームからの抗議が強くなることも考えられる。

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