フェリペ・マッサ(フェラーリ)がシーズン途中に解雇されるという報道に対して、フェラーリは素早く火消しにかかっている。
イタリア各紙がそれぞれ予想している「ポスト・マッサ候補」は、フェラーリのドライバー育成プログラムに所属するセルジオ・ペレス(ザウバー)のほか、昨年までフォース・インディアに所属したエイドリアン・スーティル、開幕直前にケーターハムのシートを失ったイタリア人ドライバー、ヤルノ・トゥルーリなどだ。
しかしブラジル紙『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・ジ・サンパウロ)』の記者リビオ・オリッキオによると、フェラーリの広報であるルカ・コラジャンニは「全く根拠に欠ける」と一連の報道を否定した。
さらにコラジャンニは、オーストラリアGPで調子の悪かったマッサのために、コックピットのある車体中心部シャシーを交換すると続け、フェラーリがマッサをサポートしている事をアピールしている。
オリッキオは、オーストラリアGP後のマッサがシャシーに問題があったと次のように発言していた事も伝えた。
「僕のセットアップはアロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)と大して変わらなかったのに、5周でタイヤがもたなくなってしまったんだ」