セルジオ・ペレス(ザウバー)が、イタリアのメディアで報じられたフェラーリ加入説は単なるうわさに過ぎないと語った。
先週末に行われたF1開幕戦オーストラリアGPで、フェラーリのフェリペ・マッサは精彩を欠く走りを見せ、最終的にはブルーノ・セナ(ウィリアムズ)との接触によってリタイア。ここ数年は不振の続くマッサは今年がフェラーリ残留に向けた勝負の年と言われていたが、開幕戦を終えたばかりにもかかわらず、イタリアメディアがマッサ解雇説を報じ始めた。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、フェラーリがシーズン中のマッサ解雇も検討していると報道。『Autosprint(オートスプリント)』は、イタリア出身で、開幕直前にケーターハムのシートを失っていたヤルノ・トゥルーリをマッサと交代させるべきと書き立てた。
さらに『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、昨年までフォース・インディアに所属したエイドリアン・スーティルや、ペレスがマッサの後任候補だと報じた。ペレスは昨年にF1デビューを果たしたばかりだが、F1界での評価は高く、フェラーリのドライバー育成プログラムにも所属している。
しかし、『Autosport(オートスポーツ)』は次のようなペレスのコメントを掲載した。
「あれはシーズン開幕戦だったんだから、憶測するには早すぎるよ。僕は自分のチーム、ザウバーでのことに集中している。僕たちには素晴らしいクルマがあるし、それ以外に言うことはない」
「うさわだよ。単なるうわさに過ぎない」