NEXT...F1開催スケジュール

ウィリアムズ、新タイトルスポンサー探しは焦らず

2012年03月14日(水)20:22 pm

ウィリアムズの会長アダム・パーは、あわてて新しいタイトルスポンサーと契約を結んだりはしないと語っている。

かつて何度もタイトルを獲得し、イギリスの名門F1チームとして有名なウィリアムズだが、2011年は全12チーム中9位という悲惨な結果に終わっている。その上、2007年からタイトルスポンサーになっていた、アメリカの大手通信会社AT&Tとの契約も打ち切られてしまった。だが一方で、最近ウィリアムズは財政状況を公開し、2011年度の増益を報告した。

パーは『Reuters(ロイター)』に対し、チームには4,500万ドル(約37億円)の貯蓄があると語っている。

「経営に関しては全般に大変満足している。もちろん、タイトルスポンサーを見つけることは優先課題だ。だが、最も目につくスポンサーなのだから、間違った選択は許されない」

「タイトルスポンサーは、さまざまな点でチームのあり方を決める存在と言える。理想的なのは、パートナーシップを積極的に発展させ、活性化しようとするようなスポンサーだ。したがって、あわてて契約するのではなく、間違いのないよう慎重に進めたいと考えている」とパーは述べた。

現在ウィリアムズの主な収入源は、ドライバーを務めるパストール・マルドナードや、マルドナードの母国ベネズエラの国営石油企業PDVSAであると見られている。だがこの契約に関しては、ベネズエラ当局関係者がその合法性に疑いの目を向けているとの報道もある。

これに対しパーは、次のように語った。

「PDVSAは財政的にもほかの面でもチームにとって重要なパートナーだが、それがチームの唯一の収入源というわけでは決してない」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック