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F1最高権威者の税金に不正?

2012年02月29日(水)18:14 pm

F1の最高権威バーニー・エクレストンが納めた税金に、イギリス政府が疑惑の目を向けている。

昨年にF1商業権売却に関する汚職事件の捜査が進む中で、財務省管轄の歳入関税局(HMRC)がエクレストンの税金に興味を持ったようで、スポークスマンは「誰もが税制度にのっとって正しく税金を納めている」のか確認していると語っていた。

報じられたところによれば、政府はエクレストンがイギリス国外に保有する家族信託に強い関心を示しているようだ。しかし、エクレストン自身はこの家族信託を管理していないと主張していた。

『Daily Mail(デイリー・メール)』紙は、非公式な調査に基づく新情報として、公式な捜査が始まればエクレストンに数十億ポンド(数千億円)単位の課税がなされる可能性もあると伝えている。

「HMRCはバーニー・エクレストンの調査チームを組織し、エクレストンがどの程度この家族信託にかかわっていたか、またどの程度責任を負っていたかを調査する方向だ」

「(HMRCは)立件に向け、詳細な審理と調査を実施する段階に入っている。大きな動きがあるだろう。すでにページはめくられている」との関係者の言葉も報じられた。

関係者が立件をちらつかせていても、エクレストンはどこ吹く風だ。

「HMRCから通知を受け取ったこともないし、受け取る予定もない。受け取る理由もない」

「HMRCから書面を送られれば返答する。しかし、夜中にたたき起こされるような事態は避けたいね」

「家族信託との関係に問題がないことは、2008年にHMRCから確認の書面を受け取っている。一切問題がないと過去に宣言している内容を再確認するのはバカげている」

なお、HMRCは正式なコメントを避けている。

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