ケーターハムF1チームは4日(土)、オランダ人ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデを2012年のリザーブドライバーに起用したことを発表した。
ヴァン・デル・ガルデはチームの中核メンバーの一員としてシーズン中に何度か金曜午前中のフリー走行に出走するほか、シーズン開幕前のテストにも参加する予定だ。
新たなリザーブドライバーを迎え入れたケーターハム代表のトニー・フェルナンデスは、期待を込めて以下のコメントを述べている。
「われわれのファミリーにギドをリザーブドライバーとして受け入れられることを心からうれしく思う。われわれは、彼を絶えず観察していたが、本当に有望な若者だ。われわれはこれから中団グループとしての位置を確立するという、新たなステップに差し掛かっている。シーズンを通してどのようにチームの発展に貢献してくれるかを見ることをチーム全員が楽しみにしている」
「GP2でのパフォーマンス、特に2011年の活躍は、ギドがモータースポーツ界で最も際立った才能を持ったひとりであることを鮮明にした。その期待の若手とリザーブドライバーの契約を結べたことはチームにとっても大きな収穫だ。コースの中でも外でも才能を開花させてくれると確信している。そしてわれわれと共に彼がF1への新たなステップを踏めるよう幸運を祈っている」
念願のF1での活躍の場所を得たヴァン・デル・ガルデは次のように意気込みを語った。
「今日、ケーターハムF1チームのファミリーの一員になれたことを本当にうれしく思う。そして、僕のF1のキャリアで新しいステップを踏み出せることにすごく興奮しているよ。チームは若く、ここにも素晴らしい人たちがいる。トニー・フェルナンデスは信じられないくらい高い志を持っていて、このチームが将来成功を勝ち獲れるよう、成長を手助けしてくれるたくさんの優秀な人材を集めた。マシンに乗っているときも乗っていないときも、チームと共に学び、前へ進むことを楽しみにしている」
「オランダにとっても、F1に繋がりのあるオランダ人ドライバーが再び誕生したことは素晴らしいことだよ。F1で唯一のオランダ人ドライバーであるということは、オランダにおけるF1へのイメージアップにも、とても役立つと思う。ヨス・フェルスタッペンが参戦していた頃から徐々に人気に陰りが出始めていたからね。でも、僕は母国で以前のようにF1を盛り上げて、本物のF1をみんなにお届けできたらと願っている」
「このチーム全体がとてもやる気に満ちているように感じるよ。みんなすごく前向きな人たちという印象があるんだ。彼らはあっという間にチームを立ち上げ、成長、発展を本当に素早くやってのけている。今年、ケーターハムは他のチームにとって手強い競争相手になると思うよ。いろいろなことが分かるのは実際にテストをした後になると思うけど、まるで大きな家族の中にいるように感じているし、みんなが上位を目指して懸命に働いているんだ」
「僕は肉体的にも精神的にも準備ができていて、こみ上げてくるような力を感じている。僕は僕よりも一足先にF1をドライブしている連中とたくさんの時間を共にしてきた。だから僕はこの挑戦への準備は万端だと思う。マクレガー(オランダのファッションブランド)と、これまでの僕のキャリアを通じてサポートし続けてくれているみんなにお礼を言いたい。彼らのおかげで、このエキサイティングなステップまでたどり着くことができたんだ」