フェラーリが、3日(金)に今季のF1マシンF2012を発表。ドライバーのフェリペ・マッサは、今年が「勝利の年」になると語った。
事前に関係者が認めていた通り、フェラーリのノーズにはクラッシュ時の安全性に関するルール変更へ対応するための段差が採用されていた。この段差が「不細工」だとして話題になっているが、マッサは発表されたF2012について、次のように話した。
「このマシンの見た目が、ものすごく大胆だということを言っておくよ。これは僕の夢の一部なんだ。新車が発表される時はさまざまな憶測が飛び交うことは知っている。僕たちはいつでも新しい型を創造したいと思っているから、この新車には感銘を受けているよ」と話すマッサのコメントを『Autosport(オートスポーツ)』が掲載した。
マッサはこの2年不振が続いており、契約が今年までになっていることから、今季の成績次第で放出の可能性もあるとうわさされている。そんな中でマッサは、今年が自身だけではなく、チームにとっても重要な1年になると語った
「今年は僕だけではなく、チーム全体にとって重要な1年になる。2012年、今年こそは“勝利の年”になるだろう。チーム全員が王座奪還のために戦いたいと思っている。僕は自分の技術と、この新車の性能を信じているよ」
「できる限りフェラーリが表彰台の頂点に立っているのを見たい。この場所でも僕はみなぎるような力を感じるし、勝利に対して集中しているよ。そして、できるだけいい形で今年の選手権を締めくくりたい」