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フェラーリ、新車のクラッシュテストで不合格

「663」という暗号で呼ばれているフェラーリの2012年仕様車について、フェラーリ代表のステファノ・ドメニカリは「美しくはない」と語っていた。このほどその新車がF1を統括するFIA（国際自動車連盟）によって義務付けられているクラッシュテスト（衝突実験）に臨んだものの、最初のテストは不合格に終わっていたことが明らかになったとフィンランドの『Turun Sanomat（トゥルン・サノマット）』やヤフー・イタリアの『Eurosport（ユーロスポーツ）』が伝えている。

FIAによるクラッシュテストのルールは2012年から少々変更され、各チームには2月7日（火）から始まるシーズン前テストで新車のテスト走行を開始する前に、クラッシュテストに合格することが義務付けられている。

イタリアのドロミテで開催されているフェラーリ主催のメディアイベントである「Wrooom」の会場で明らかとなったことによると、フェラーリは数週間前にこれまでのクルマとは一線を画した全くの新車である「663」でクラッシュテストに臨んだものの、最初のテストでは不合格となってしまい、今週再びテストを受けるという。そのクラッシュテストはミラノ近郊のボラーテにあるCSIの技術施設で行われることになっている。

ヤフー・イタリアの『Eurosport（ユーロスポーツ）』によれば、最初のテスト不合格を受けて、フェラーリの新車はカーボンシートをさらに追加し、補強されているという。