ミック・シューマッハ(ハース)が、2023年にはアルピーヌF1マシンのコックピットに座ることになるかもしれない。
フェラーリのアカデミードライバーである23歳のシューマッハは、2021年にフェラーリエンジンを搭載するハースでF1デビューを飾り、今年2年目のシーズンを送っている。
■来季に向けた去就が不透明なミック・シューマッハ
だが、最近のうわさによれば、シューマッハとハース、さらにはシューマッハとフェラーリとの関係もうまくいっていないと考えられており、2022年限りでF1シートを失う可能性もあると考えられているようだ。
しかし、7度F1王者となったミハエル・シューマッハの弟であり、ミックの叔父にあたる元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、来季アストンマーティンへの移籍を決めたフェルナンド・アロンソの後任としてアルピーヌに移籍する可能性もあると示唆している。
アルピーヌはアロンソの後任として、来季には現在リザーブドライバーを務めているオスカー・ピアストリを起用すると発表したものの、ピアストリ自身がこれを否定したことが大きな話題となっている。伝えられるところによれば、21歳のオーストラリア出身ドライバーであるピアストリは、すでにマクラーレンと来季以降の契約を結んだものと考えられている。
そして、最近のうわさでは、マクラーレンを放出される可能性が高いダニエル・リカルドが2023年には2019年から2年間所属していたエンストンに本部を置くアルピーヌ(当時はルノー)に復帰するのではないかとも言われている、
■アルピーヌはリカルドでなくシューマッハに注目?
だが、ロシアの『Match TV(マッチTV)』で解説者を務めるアレクセイ・ポポフは、リカルドの復帰よりも、シューマッハの移籍の可能性の方が高そうだと次のように語っている。
「ここ2年の間に多くの話を台無しにしてきたアルピーヌCEOのローラン・ロッシが、ソーシャルメディアでミック・シューマッハをフォローしたことが最近わかった」
「今では誰もが、彼らにはリカルドを獲得するつもりはまったくなさそうだと言っている。聞くところによれば、ミックはフェラーリのアカデミーを離脱することになりそうだし、ハースでは問題を抱えているという」
「彼は最近のレースで調子を上げ始めたとはいえ、どうやら関係は破綻してしまったようだ」
「要するに、これからはオコンがリードドライバーで、ミックは若いが3年目のシーズンに向けて十分な経験を積んでいる。だから、彼についていろんなことがささやかれているんだ」
そう語ったポポフは、次のように締めくくっている。
「その可能性は高いのかと言われれば、正直なところ、私にはわからない」。