ロバート・クビサが2019年にウィリアムズからF1復帰を果たすのがほぼ確実になったと伝えられている。
■2010年以来のF1復帰を目指すクビサ
ポーランド人初のF1ドライバーとして知られるクビサだが、ロータスに在籍していた2011年のF1シーズン開幕前にラリーでクラッシュ。一命こそとりとめたクビサだったが、右腕には大きな障害が残ってしまった。
その後懸命なリハビリに臨んだクビサはラリーでドライバー復帰を果たすと、その後も再びF1グリッドに並ぶことを目指していた。
そして、2019年シーズンに向けて母国ポーランドの石油会社とスポンサー契約を結び、かなりのスポンサーマネーをウィリアムズに持ち込む準備が整ったクビサにウィリアムズがフルタイムドライバーとしてオファーを出したと報じられている。
今季はウィリアムズのリザーブ兼開発担当ドライバーを務めているクビサだが、フェラーリもテストドライバーというポジションでクビサにオファーを出しているものと考えられている。
■クビサがウィリアムズのオファーを受諾か
最近の報道では、クビサはウィリアムズのレースドライバーとなるか、あるいは憧れのチームであるフェラーリでテストドライバーを務めるか、その2つの選択肢を検討しているところだと伝えられていた。
そして、ポーランドの『Sport.pl』が、クビサがこのほど次のように語ったと報じている。
「僕は来年もウィリアムズにいるかって? そう期待しているよ」
「来年に向けて公式に空きシートがあるのはもう2チームだけだ。そして間違いなく、僕がトロロッソに行くことはないよ」
■正式発表はもう少し先に?
クビサは、すでに自分は決断を下したものの、それをすぐに発表できない事情もあるのだと示唆している。
「この期間はすごく緊迫しているし、多くのことが起きている。僕らしくないと言うか、あるいはほかの人たちがそれを楽しんでいて決まったことを発表したがっていないみたいだ」
「誰にとっても決定を下す必要がある。僕は決断を下すにあたっては最終期限を設けると公然と語ってきていたし、もうすでに決めたよ」
「変な結果につながらないよう、僕はそれを口にするつもりはない。だけど、今後僕がどうなるのかということについてはできるだけ速やかにはっきりさせる必要があると思っているよ」
そう述べたクビサは次のように付け加えた。
「今日現在において、全てが僕次第だということではない。だけど、同時に全てがウィリアムズ次第でもないんだ」
うわさによれば、ウィリアムズとしてはフォース・インディアが2019年にランス・ストロールを起用することを正式に発表するまでクビサの発表を見合わせることにしているようだ。