レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは21日(土)、旧マルシャのF1復帰を歓迎する意向を示した。
現在「マノー」と名乗る旧マルシャは、2015年F1復帰にあたって大きな壁にぶちあたった。経済的に苦しい独立系チームの権利を声高に主張しながら、マノーを拒んだフォース・インディアである。マノーによる昨年型車の使用許可申請にNGを出したのが、彼らフォース・インディアだ。
その後ウィリアムズがマノー支援を表明。さらにホーナーも、マノーのようなグリッド下位のチームだってF1にいる「権利」はあるといい出したのだ。彼らは今、それまでの経営管理下からの再建を目指している。
「僕も1992年にジョン・ブースのチームで走ったことがある」とイギリス『Sky(スカイ)』に現役時代の思い出を語ったホーナー。
「彼はレーサーであり、ファイターだ。彼とその仲間は、グリッドに戻るため懸命に戦っているに違いない。彼らこそF1のグリッドにふさわしい」
「フェラーリがエンジン供給に同意したのはすばらしい。それにどうやら、チームを支えているのは真っ当な人間のようだ。F1チーム運営にかかる金も多少は持ちあわせているらしい」
「実は彼らと話をしたのだ」とホーナー。「ただし、われわれでは何かの役に立ちそうにもない。もともと何のパーツも供給していないものでね」
「でもチームにバラエティがあるのはF1にとっていいことだ。それにグリッドも20台に増える」