契約延長の報道があったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)だが、チームはコメントを避けている。
ロズベルグはメルセデスAMGで5年目となるが、さらに2年契約を延長したと伝えられた。これについてメルセデスAMGのある広報担当は、「われわれはどちらのドライバーとも長期に及ぶ関係を築いている」とだけ述べていた。
また『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙に対し、チームの広報担当は次のように話している。「契約延長のうわさは、オーストラリアでのF1開幕戦からあった」
「これまでもコメントしてこなかった。それは今後も変わらない」
一方『Der Spiegel(シュピーゲル)』は、ロズベルグのマネジメントに契約ついて聞いたところ、契約延長を「否定しなかった」という。
「(ロズベルグのマネジメント)は、それ以上コメントしたがらなかった」と『Der Spiegel(シュピーゲル)』は伝えている。
メルセデスAMGビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、『Der Tagesspiegel(ターゲスシュピーゲル)』紙に対し、チームがロズベルグよりハミルトンを優遇しているというのは「陰謀説」であり、真実ではないと話し、契約でも「ナンバー1」待遇を約束していないと主張した。
「われわれにとっては2人とも、それぞれ違った個性で価値ある存在だ」とヴォルフは言う。
またヴォルフは、今後も2人が自由にタイトル争いすることを認め、チームオーダーで拘束することはない、と次のように話している。
「もちろん、あらゆる心理戦もあるだろうし、相手の行く先にバナナの皮を置くようなこともあるだろう。だが、それをチームに仕掛けない限りは大丈夫だ」