F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、F1チームは受け取る分配金が増えても無駄遣いするだけと話した。
現在11あるF1チームのうち経済的に問題を抱えていないのは、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスAMGの4チームのみという報道があった。そんな中マルシャは、小規模チームに「公平な競争の場」を提供していないとエクレストンを非難している。
「われわれは、モータースポーツをするのに適当な途方もない額の資金を持っている」とマルシャのスポーティングディレクターを務めるグレアム・ロウドンは『Guardian(ガーディアン)』に語った。「だが、ほかのチームのレベルには足下にも及ばない」
「あとコンマ2秒ほどクルマが速かったら、前にいる相当有名なチームをいくつか苦しめることができる。長年このスポーツをやっているチームをね」
今年マルシャにとって大きな打撃となったのは、エクレストンが報奨金をトップ10のチームに制限したことだ。これによって昨年11位だったマルシャは、年間1,000万ドル(約9億8000万円)のボーナスを受け取れなくなった。
しかしエクレストンは、スイスの『Blick(ブリック)』紙に対してこう話している。「全チームにさらに2,000万ドル(約19億7000万円)ずつ与えることもできる」
「だが1カ月したら1銭も残っていないだろう」