レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、2012年のF1で中団チームが力を発揮している理由が分からないと語った。
「彼らのマシンはかなり良い。だがその理由が分からない」
「レッドブルやマクラーレンほど高レベルというわけではない。だが恐らく、運転しやすく、しかも(マシン特性を)理解しやすいのだろう。こういった状況下においては、何が起こってもおかしくはない」とマルコはF1の現状を分析した。
今週、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ある興味深い記事を掲載。スペインGP開催地であるカタルーニャ・サーキットである高速コーナー、3コーナーと9コーナーで実施されたGPSによる実験報告では、ウィリアムズとザウバーのマシンが、空気力学上最も優れているという結果が出た。
またザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーによると、前回のモナコGPにおいて、同チームのセルジオ・ペレスはレース中の最速タイムを記録しただけではなく、多くの周回を連続して走るロングランでも最速だったという。
F1ジャーナリストのミハエル・シュミットは次のように語っている。
「フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とともに、ウィリアムズやザウバーといったチームが、選手権を引っ張っていくだろう」