メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、レッドブルがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を来季のドライバー候補にしているのではないかという報道をまったく相手にしていない。
「(アロンソは)チームに面倒をもたらすだけだろう」とラウダはドイツの『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』誌に語った。
レッドブルは、今シーズン末でF1を引退するマーク・ウェバーの後任候補として、ロータスのキミ・ライコネンとトロロッソのダニエル・リカルドを挙げており、ラウダもこの2人が現実的な選択肢だと話している。
「おそらく、ベッテルが4度目のチャンピオンを獲得するだろうから、レッドブルは、ライコネンとリカルドがもたらす良い点を、心安らかに比較検討するだけの余裕がある」
「一方は短期的に良いが、もう一方は長期的にみて良い。最終的には、リスクを冒すこともできる。だが、フェラーリは違う」
ライコネンに関しては、フェリペ・マッサの代わりとして古巣フェラーリに復帰するのではないかといううわさもある。ラウダは、こちらのほうが理にかなっていると見ているようだ。
「もし、ライコネンがレッドブルに行かないのなら、フェラーリは彼を獲得する努力をすべきだ」とラウダは話す。「アロンソに匹敵するドライバーとしてね」
「6年間タイトルがないから、フェラーリには非常に大きなプレッシャーが掛かっている」とラウダは見ている。