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シモンズの「即効性」に期待を寄せるウィリアムズ

2013年08月19日(月)8:35 am

2013年F1シーズンで不振にあえぐウィリアムズは、先月加入を発表した敏腕エンジニア、パット・シモンズの「即効性」に期待を寄せている。

厳しいチーム状況にあるウィリアムズは先月、テクニカルディレクターのマイク・コフランが退任し、後任にマルシャの技術責任者であったパット・シモンズをチーフテクニカルオフィサーとして迎え入れることを発表した。

2009年のクラッシュゲート事件で責任を問われるまでルノーで活躍した有名エンジニアのシモンズは、8月のファクトリー閉鎖期間が明ける19日(月)からウィリアムズで始動する。

シーズン前半戦でわずか1ポイントしか獲得できず、いらだちを隠せないレースドライバーのパストール・マルドナード(ウィリアムズ)は先日、チーム組織の再編成は「大歓迎」とF1第10戦ハンガリーGPで語った。しかし、これによってウィリアムズがスランプから脱せるかは分からないと述べている。

一方、ウィリアムズのチーム代表を務めるフランク・ウィリアムズの娘であり、副チーム代表のクレア・ウィリアムズは、シモンズがチームに貢献することを確信している。ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に次のように語った。

「明らかに、チームの現状は私たちが望んでいたものではないわ。でも、チームのてこ入れを行った。ワクワクするような瞬間が何度も待ち受けていると思うの」

「パット・シモンズの合流は、8月の夏休み明けね。彼の持つ即効性でチームを導いてくれると期待しているわ」

「いまの状況は、私たちにとって間違いなく不本意なものよ。だから、改革が必要だったの」とクレアは説明した。

その一方で、ウィリアムズは興味深い決断を下している。今回の技術部門の再編成に伴い、チームが2014年F1シーズンの再出発に全神経を集中させるのかと思いきや、その可能性を否定している。

「それは私たちにはできない」とクレアは明かす。

「ウィリアムズは、いつだってすべてのレースでポイント獲得と優勝を目指すチームなの。例年同様、このクルマの開発を続けるつもりよ。来シーズンのクルマのことも念頭に入れながらね」と語った。

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