フェラーリのフェリペ・マッサが、2013年の契約延長について合意が「もうすぐだ」と認める発言をした。
フェラーリがマッサと8年目の契約を結ぼうとしていると『Blick(ブリック)』紙が報じた。また、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』も、近々発表が行われる可能性があると伝えている。
ブラジルの『Lance!(ランス)』紙が、契約確定にどのくらい近づいているのかと尋ねると、マッサは「もうすぐだよ」と答えた。
さらに、いつ最終決定が下されると思うかと聞かれると、マッサはこう語った。「はっきりは言えない」
「(署名したものが)何もない状態では、確実ではないよ。だけど、状況がはっきり分かるまでに、それほど時間はかからないはずだ」
最近、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは、マッサの後任候補として注目されているセルジオ・ペレス(ザウバー)について、フェラーリで走る準備はまだできていないという趣旨の発言をしている。これをどう取るかと聞かれると、「フェラーリは僕と続ける計画だということを示しているよ」とマッサは自信を見せた。
しかしペレス以外にも、マッサの後任候補としてニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)やヘイキ・コバライネン(ケーターハム)などの名前が挙がっている。
最終的にフェラーリがほかのドライバーを選んだ場合、マッサはF1を去るのだろうか?
「そうかもしれないよ。でも、すぐにそのようなことになるとは思っていない」とマッサは主張し、次のように続けた。「レースで優勝できるプロのドライバーとしてF1を続けようと考えている」
同じブラジル出身のルーベンス・バリチェロやルーカス・ディ・グラッシは、F1のシートを失ってから、アメリカのインディーカーや、世界耐久選手権(WEC)に参戦しているが、マッサも同じような道を考えているのだろうか。
「全然分からないよ。そういうことは考えたこともない」とマッサは語り、こう締めくくった。
「現時点では、F1を続けることしか考えていない。そして、それが実現する可能性は高いよ」