今季アルピーヌからアストンマーティンに移籍したフェルナンド・アロンソだが、現在の契約は2024年シーズンまでだと考えられている。
だが、現在41歳の現役最年長F1ドライバーであるアロンソが、2025年以降もアストンマーティンでレースを続けることを望んでいるのは間違いないようだ。
■3戦連続で3位表彰台に上ったアロンソ
2018年シーズン終了後にそれまで所属していたマクラーレンを離れ、その後WEC(世界耐久選手権)やインディ500等に出走していたアロンソだが、2021年にアルピーヌとチーム名が変わった古巣ルノーのF1ワークスチームで3年ぶりにF1に復帰。そのアルピーヌで2年を過ごした後、今季からアストンマーティンに活躍の場を移している。
昨年はコンストラクターズランキング7位に沈んだアストンマーティンだが、今季は予想外とも言える躍進を見せており、アロンソは開幕から3戦連続で3位表彰台に上っている。
■目標は3度目のドライバーズタイトル獲得?
そして、今年の7月末には42回目の誕生日を迎えるスペイン出身のアロンソは、レースでの勝利や、2006年以来となる通算3度目のF1ドライバーズタイトル獲得さえ視野に入れているようだ。
「現時点では、わからないよ」
フランスの『L’Equipe(レキップ)』にそう語ったアロンソだが、次のように続け、もっと上を目指す自信があることを匂わせている。
「嘘をつくつもりはないし、復帰したときは怖かったよ。だけど今は、離れたときよりもさらによくなっているのがわかっているよ」
■2025年以降もF1を続けるならアストンマーティンで
また、アロンソは母国スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』にも次のように語っている。
「次の契約を結ぶかどうかはわからないけれど、もしそうなれば、それがここ(アストンマーティン)になるのはわかっているよ」
■3週間の空白は今後のレースに向けた準備に
全23戦で争われる2023年のF1だが、4月中旬に予定されていた中国GPがキャンセルされたことにより、前戦オーストラリアGP(2日決勝)から次戦第4戦アゼルバイジャンGP(30日決勝)まで、3週間にわたってF1グランプリが行われない期間を迎えている。
そのことについて質問されたアロンソは、次のように答えている。
「僕はいつだってレースをしたい方なんだ。だけど、ファクトリーで長く過ごすことになると思うよ」
「僕たちは、次のレースに向けてよりよい準備をし、最初の3レースで起こったことを見直すために、この時間を使うことになる」
「僕の場合、新しいチームだから、いくつか再検討したいこともあるんだ。だから、そうだね、問題はないよ。だけど、サーキットでやる方がもっといいけれどね」