F1第3戦オーストラリアGP(メルボルン、アルバートパーク・サーキット)が開幕し、フリー走行が行われた。
●【2023F1第3戦オーストラリアGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
角田裕毅(アルファタウリ)はフリー走行1回目でスピン、バリアへのクラッシュこそ免れたものの、芝生の上でハイスピードのまま跳ねてしまった影響でフロア(底面)を激しく打ち付けているのが映っていた。
フリー走行2回目は途中からウェット路面となったが、角田裕毅は11番手で終えている。
■ジョナサン・エドルズ(チーフレースエンジニア)
「メルボルンでの金曜日は、なかなか順調にはいかなかった。FP1は2台ともミディアムタイヤを履き、ユウキが新しいエアロパーツを試すなど、計画通りにスタートした」
「いつものことだが、セッション中にグリップレベルが大幅に向上し、ラップタイムも1周ごとに向上していった。そこでソフトタイヤを装着し、さらにグリップが向上することを期待したが、両ドライバーともうまくいかず、タイムアップには至らなかった」
「その上、ユウキはターン1の進入で予期せぬスナップをしてしまってクルマを失い、さらにアウト側の縁石にヒットしてフロアにダメージを与えてしまって、修復のための十分な時間がなく、セッションが終了してしまった」
「FP2ではいくつかのセットアップを変更し、ニックは新しいエアロコンポーネントに移行させた。セッション開始30分頃からレーダーで雨予報が確認できたので、その前にハード、ソフトの順で2、3回走れると思っていたんだ」
「しかしながら、セッション開始15分後に小雨が降ってきて、2台ともソフトタイヤでの走行はできなかった。雨脚が強くなってきたので、ドライ走行はここまでとした」
「セッション終了時には、インターミディエイトタイヤの理解を深めるためにユウキが数周走ったが、ニックはクルマに小さなメカニカルトラブルが見つかったため、彼はガレージに留まった」
「明日からのレースに向けて、一晩で考えなければならないことがたくさんある。予定されていた作業をすべてこなすことはできなかったので、明日はギャップを埋めるために忙しいFP3セッションになるだろうね」。