ウィリアムズは、2026年からエンジンサプライヤーとしてF1に参入することが確定的となっているアウディとの間で提携についての話し合いを持つ心づもりをしているようだ。
■2026年からのF1参入が確定的となったポルシェとアウディ
まだ正式決定はされていないものの、2026年からフォルクスワーゲンの傘下にあるポルシェとアウディがF1活動を開始することが確実な状況となっている。
ポルシェに関してはレッドブルとの提携が確実だと噂されているが、アウディはマクラーレン、ザウバー(アルファロメオ)、アストンマーティン、ウィリアムズなどと手を組む可能性があると考えられており、そのうちアストンマーティンとザウバーはすでに交渉が開始されているようだとの噂もある。
こうした中、かつて2012年からフォルクスワーゲンのモータースポーツ責任者を務め、WRC(世界ラリー選手権)で大成功を収めた実績を持つヨースト・カピートが率いるウィリアムズがアウディとの提携に関心を示すのは当然の話だろう。
■アウディの参戦が正式決定すれば話し合うことになるとカピート
2021年からチームCEOとしてウィリアムズを率いているカピートは、母国ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』からアウディのことについて質問されると次のように答えている。
「どのチームにとっても、自動車メーカーと協力関係を持つことは興味深いことだよ」
「もしそれ(アウディのF1参入)が本当に決まれば、我々も話し合うことになるだろう」
「しかし、まだ確定いるわけではないし、(2026年に導入予定の)エンジンのレギュレーションも決定していない。私の知る限りでは、フォルクスワーゲン・グループの決定もエンジンレギュレーション次第だよ」
そう語った63歳のカピートは次のように付け加えた。
「それは今後数週間のうちにはっきりすると思うし、それからだね」。