現在のF1開催契約に不満を持つレースプロモーターたちが共同でコスト削減に取り組むことを検討しているようだ。
今季は全21戦のF1グランプリが開催される予定だが、そのうちの16レースを主催するプロモーターたちがF1プロモーター連合と呼ばれるグループを結成し、F1オーナーのリバティ・メディアに対して契約の見直しを訴える活動を起こしたことが最近報じられている。
F1プロモーターたちが抱えている最大の不満は、リバティ・メディアに支払わなくてはならないレース開催権料があまりにも高額すぎるということだ。
サーキットの中には、F1を開催すればするほど赤字が累積されていくところもあると言われている。
だが、このほどイギリスの『Evening Standard(イブニング・スタンダード)』が報じたところによれば、各国のF1主催者たちは共同でコスト削減に取り組む動きを示しているという。
それによれば、F1主催者たちはグランプリ開催にあたって保険加入が義務づけられているが、その保険料をこれまでのように個別に支払うのではなく、複数のサーキットで共同出資してまかなうという手段を検討しているようだ。
『Evening Standard(イブニング・スタンダード)』は、ある関係者の次のようなコメントを引用している。
「現時点では21のレースがそれぞれに保険契約を結ばなくてはならず、その費用は莫大なものとなっている。補償内容は同じなのだから、ロンドンの代理店が1社でそれをとりまとめることができるはずだし、そうすべきだ」