ロバート・クビサの2019年F1シーズンに向けた“プランB”は、フェラーリのテストドライバーになることかもしれない。
これは先週末にF1アメリカGPが開催されたオースティンのパドックでささやかれていたうわさだ。
現在ウィリアムズのリザーブ兼開発ドライバーを務めているクビサだが、まだ来期ウィリアムズのシートを確保するチャンスが消えたわけではない。
最近伝えられた情報によれば、クビサが母国ポーランドの石油会社であるPKN Orlen社を訪問したことが明らかとなったことから、同社がクビサに対してウィリアムズのシートが獲得できるよう巨額のスポンサーマネーを負担する用意をしているものだと考えられている。
だが、クビサは『Eleven Sports(イレブン・スポーツ)』に次のように語っている。
「みんなはこの金が僕のためだと考えているようだけど、それは違うよ」
ともあれ、もしもウィリアムズとの交渉がうまくまとまらなかった場合、2019年にトロロッソに復帰することになったダニール・クビアトが今季務めていたフェラーリの開発担当ドライバーにクビサが就く可能性もありそうだとうわさされている。
ロータスに所属していた2011年シーズン開幕前にラリーでのクラッシュで大けがを負ってF1から姿を消すことになったクビサだが、実はそのときすでに2012年にはフェラーリとの間で移籍契約を結んでいたことが明らかとなっている。クビサにとってもフェラーリは夢のチームなのだ。
クビサはその当時のことに言及しながら次のように語った。
「あのときは痛みに苦しんだけれど、今は別の痛みを感じているよ。だって、フェラーリでレースできるはずだったんだからね」