マノー・マルシャは、今までと不動のラインアップで今週末のF1第6戦モナコGPに臨む。
チームに十分な資金を持ち込んでいないロベルト・メリーはレース毎の契約で、モナコ前に解雇の可能性が指摘されていた。
メリーはスペインのポンス・レーシングからフォーミュラ・ルノー3.5シリーズにも参戦を続けていて、F1モナコGPとスケジュールが重なるが、幸か不幸かFルノーのレースも舞台は同じモンテカルロだ。
スペインの日刊スポーツ紙『Marca(マルカ)』によるとマノー・マルシャは今季ここまで、ウィル・スティーブンスに給料を払っているほか、「パーツ選択やレース戦略」の優先権を与えている。
これに対してメリーには、旅費と宿泊費が提供されるだけだ。
とはいえ、モナコに先立ってチームはメリーにシートを提供。そのためメリーはFルノーの方を欠場することにした。
ポンス・レーシングでは、次のような発表を行なっている。「ロベルト・メリーはマノー・マルシャのレギュラー・ドライバーに指名された。従って(今週末は)両レースにまたがって走ることが不可能だ」
「ロベルトは、次戦スパ・フランコルシャンで再び我がチームに合流する」とポンス。決勝は5月31日で、F1と重なっていない。