ポルシェが、2014年モデルすべての911 GT3のエンジンを交換する予定であることを発表した。
2月下旬にポルシェは、欧州で2台の車両について火災に至るエンジン損傷が発生したことを明らかにし、調査を開始していた。分析によりポルシェでは、両案件とも緩んだコネクティングロッドのねじ結合部がクランクケース損傷を引き起こしたことが、明らかな原因であると結論づけた。
現在、この事象を回避するために最適化されたねじ結合が試験され、最終的な検証をするため、さらに広範囲なテストを実施している。納車されていない車両を含め、すべての2014年モデルの911 GT3のエンジンは、最適化されたコネクティングロッドのねじ結合を導入した新しいエンジンへと交換する予定だ。
なお2014年モデルの911 GT3以外の911およびその他のモデルレンジについては、今回の対応策を行う必要はない。