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【F1日本GP】ベッテルはフライング?「センサーは感知せず」判断は人間よりもシステム優先に疑問の声

2019年10月14日(月)13:16 pm

F1第17戦 日本GP(三重県・鈴鹿サーキット)決勝レースを終えてから、FIAレースディレクターのマイケル・マシが緊急記者会見を開いた。

●【画像:決勝レース結果】2019年F1第17戦 日本GP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

既報の通り、本来の53周ではなく52周でレース終了となったのは「システムエラー」だったということを説明。しかしルール上、実際に振られるチェッカーフラッグよりも、システムによるチェッカーが優先されるため、F1日本GPは52周で終了となった。

また、スタートでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がやや早く動いていたように見えることがオンボードカメラで確認できるが、フライングのペナルティが科せられなかったことに対しては「センサーが感知しなかった」ためと説明。これは過去にバルテリ・ボッタス(メルセデス)にも起こった同様の事象だと説明した。

近年のレースは、人間が判断するよりも数々の電子デバイスによってシステムが“平等に”判断するように移行してきているが、こうしたシステムエラーなどによって、実際に多くの人が目で見ている事実と異なる判断が下されることも増えてきている。

実際、外国人ジャーナリストからもこうしたシステムの判断に対して「どういうことか?」と質問が投げかけられていた。

レース経験豊富なスチュワードも、レース毎に人が変わるため裁定も変わるが、完璧で平等であるはずのシステムもまたエラーが起こっているのが現実のようだ。

ルールは今後もアップデートされていくことになるだろうが、毎年複雑になっていくばかりだ。車両レギュレーションをシンプルにしようと進めているように、スポーティングレギュレーションもファンが分かりやすくすることが急務と言える。その解は、完璧な電子デバイスの開発推進か、経験豊富な人間が判断するヒューマンドラマか、F1の進む道に対して意見は分かれるところだろう。

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