世界最大の自動車アライアンスであるルノー・日産自動車・三菱自動車は24日、中国最大のモバイル交通プラットフォームを手掛ける滴滴出行(ディディチューシン)が設立した「DiDi Auto Alliance 」にパートナーの1社として参加することを発表した。
■世界最大の車両オペレータープラットフォームを目指す
DiDi Auto Allianceは、滴滴出行が主導するライドシェアリングに関するアライアンスであり、スマートモビリティを促進するとともに、その意味を再定義するものだ。DiDi Auto Alliance はビジネスモデルに革新をもたらし、世界最大の車両オペレータープラットフォームとなることを目指す。
ルノー・日産自動車・三菱自動車は、今年2月に滴滴出行と中国国内での電気自動車(EV)を使った新しいカーシェアリングプログラムに関する将来的な協業について覚書を締結していた。
アライアンスは、EV共用プラットフォームと共用部品を活用して、12車種の100%EVを発売する予定だ。また、自動運転技術を世界で合計40車種に搭載し、無人運転車両の配車サービス事業への参画も目指す。
またアライアンスはオープンイノベーションを支援する企業ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ(Alliance Ventures)」を設立した。同ファンドは今後5年間で最大10億ドルを投資する予定だ。