BMWジャパンは、ミニの基幹モデルであるハッチバックモデルを7年ぶりにフルモデルチェンジし、4月12日(土)に発売する。価格は266万円から332万円となる。
現在は7モデルがラインアップされているミニ・シリーズだが、今回フルモデルチェンジが行われたのは基幹モデルとなるハッチバックモデルのミニ(クーパーおよびクーパーS)だ。一目でミニと分かるデザインアイコンを継承しながらも、最先端技術と現代的なデザインの採用により、全く新しい世代のミニへと進化している。
フロントデザインは、ミニならではの丸型ヘッドライト、六角形グリル、クロームパーツといった要素を残しながら現代風にアレンジされたモダンなデザインを採用。グリルは分割のない一体フレームで構成され、ボディーと一体化されたバンパーとともに洗練された印象を与えている。また、新たに採用されたLEDヘッドライトはリング状に発光するLEDにより現代的なデザインの流れもくみいれられている。さらに、リアデザインもコンビネーションライトの大型化により、より個性豊かな表情とされた。
インテリアにも、円形のデザインエレメントやトグルスイッチといったミニの伝統的なデザインが引き続き採用される一方、より高品質感のある現代的な仕上げが行われている。従来のセンターメーターに変えてセンターディスプレーが装備され、ナビゲーションを装着する場合には大型の8.8インチディスプレーが配置される。スピードメーターはステアリングコラム上に配置されており、視認性も向上。さらに、センターディスプレイの周囲には LEDがリング状に配置されており、ナビゲーションの案内表示や、PDC(パーク・ディスタント・コントロール)によって検知された周囲の障害物の状況などに応じて色が変化するなど、ドライビングに遊び心を与える工夫も凝らされている。
また、新型モデルではパワートレインも一新。新開発のターボエンジンの採用とエアロダイナミクスの最適化が図られたことにより、6MTの「クーパー」においては、燃料消費率19.2km/L(MT車)を実現するなど、旧モデルよりも出力向上が図られながらも、高効率性も大きく向上されている。さらに、アクティブクルーズコントロールやヘッドアップディスプレーといった最新設備も採用され、安全性や利便性も高められた。
<新型「ミニ」のモデルと価格>
クーパー/266万円(6MT)・280万円(6AT)
クーパーS/318万円(6MT)・332万円(6AT)
※クーパーは、1.5リッター直列3気筒ツインターボ
※クーパーSは、2.0リッター直列4気筒ツインターボ