F1のドライバーとコンストラクターの両方で選手権4連覇を目前にしているレッドブル。マクラーレンのチーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュは13日(日)、レッドブルの成功は、「巨額の資金」によるものだと述べた。
「これは非常に重要な要素だ」とウィットマーシュは付け加えた。
ロータスのチーム代表エリック・ブーリエも『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、次のように話している。
「レッドブルやフェラーリといったチームは、年間およそ2億5,000万ユーロ(約333億5,000万円)から3億ユーロ(約400億円)を費やしていると思う」
「それに対し、マルシャはおそらく6,000万ユーロ(約80億円)あたりだろう。だが、競争に勝つためには、最低でも1億2,000万ユーロ(約160億円)は必要になる」
しかし、昨年までメルセデスのモータースポーツ部門責任者を務めたノルベルト・ハウグは、ベッテルがただ単に最も高価なF1マシンに乗り、いとも簡単に勝利を手にしているに過ぎないと考えるのは、あまりにも短絡的だと指摘する。ドイツのテレビ局『Blickpunkt Sport(ブリックプンクト・シュポルト)』にこう述べた。
「ベッテルは、明らかにベストドライバーだ」
「彼は最も仕事熱心なドライバーだし、政治的なことにもほとんどかかわっていない。それに、自分のメカニックたちを気にかけている」
「たとえ、最も多くの資金を持っていたとしても、F1タイトルは単にメールで送られてくる物ではない」