かつてマクラーレンやフェラーリで活躍したゲルハルト・ベルガーは、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグは、チームメートのルイス・ハミルトンと同じレベルのドライバーだと考えている。
トロ・ロッソの元共同オーナーでもあるベルガーは、ドイツ紙『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、「ハミルトンの移籍はロズベルグにとって究極の試練となるか」と聞かれると笑って答えた。
「それは(ミハエル)シューマッハがチームメートだったときにも言われていた事じゃないか」
「ロズベルグは自分の実力を証明したよ。これでハミルトンにも負けなければ、彼にとって次の目標に到達する事になるんじゃないかな」
「私の見立てでは、あのふたり(ロズベルグとハミルトン)は同じレベルのドライバーだよ。ただそれぞれ長所が違うんだ」
「ひとりは冷静で、もうひとりは感情的だ。それでちょうど同じくらいなのさ」とロズベルグとハミルトンを評した。
ベルガーは2013年F1シーズンにおけるメルセデスAMGの躍進にも驚いていないという。
「驚いてなんかいないよ。だってメルセデスAMGは一番いいエンジンを持っていて、いいドライバーをふたりそろえているんだからね」
「シャシーなんかいずれうまく作ってくると思ってたんだよ」
「彼らは着実に前に進んでいるね」とベルガーは続けた。