ケーターハム・グループのトニー・フェルナンデスCEOは、ルノーと提携して伝統のブランド「アルピーヌ」を復活させることにより、「手に届く価格の」スポーツカーを製造すると語った。
ルノーは5日(月)、ケーターハムとの提携によって、現在はルノー傘下にあるブランド「アルピーヌ」を復活させると発表した。
2013年の1月に新会社オトモビル・アルピーヌ・ケーターハムを設立し、ケーターハム・グループが株式の50%を保有する。マレーシアの企業家であるフェルナンデスは、こうコメントしている。「新しい冒険にこれほど胸躍らせるのは、2001年にエアアジアを立ち上げた時以来だ」
また、記者会見でフェルナンデスはこう語った。「F1に目を向けると、(スポーツカーを生産しているのは)フェラーリとマクラーレンしかいない。どちらも非常に高価だ」
「われわれは、F1のテクノロジーを使って、もっと多くの人にとって手の届く価格の自動車を生産する」
フェラーリやマクラーレンは、日本での新車販売価格がともに2,000万円を超えている。一方、ケーターハムの国内新車販売価格は約400万円から。ヨーロッパなどでの報道によると、新アルピーヌは350万円から400万円になる見込みだという。