ホンダは、ブラジルの四輪研究開発部門に今後2年間で1億レアル(約40億円)を投資し、現地開発を強化することを発表した。今後、ブラジルにおける四輪車の生産販売子会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダの新研究開発施設を2013年中に完成させるとともに、研究開発者数も数百人規模に拡充させる予定だとしている。
今回の強化は、全世界6地域が同じレベルで同時に機種開発を行う「グローバルオペレーション改革」への取り組みのひとつで、現地ニーズを反映した設計開発や、現地調達部品の採用拡大などを通じ、ブラジルの顧客のニーズにこたえる新機種を開発し、投入することを目指すものだという。
また、これに併せて2014年以降、フィット、シティなどの小型車ラインアップを一新するとともに、ブラジルで人気の高いコンパクトSUVモデルも投入する予定としている。
さらに、2015年にはAcuraブランドをブラジルに投入することも発表。ブラジル・サンパウロ市で開催されるサンパウロ国際モーターショー2012(一般公開:10月24日~11月4日)において南米で初めてAcuraブランドを紹介。「NSXコンセプト」「RDX」「ILX」の3車種を参考展示する。