三菱が10日(水)、「パジェロ」を一部改良して発売。価格は281万4,000円から476万7,000円になっている。
今回の改良では、グレード展開を見直すとともに、全車にアクティブスタビリティ&トラクションコントロール(ASTC)+ブレーキアシストを標準装備としたほか、ボンネットフードに衝撃吸収構造を採用して国土交通省の歩行者頭部保護基準に適合させるなど、安全性を向上。機能装備面では、MMCS(ナビゲーション、オーディオ機能など)を新型化したほか、ロックフォードアコースティックデザイン・プレミアムサウンドシステムに新機能を採用している。
主な改良内容
■グレード展開
・3.2L クリーンディーゼルエンジン搭載車と3.0L ガソリンエンジン搭載車(いずれもINVECS-II スポーツモード5AT)に集約した。
・ロングボディー「スーパー・エクシード」の3.8L ガソリンエンジン搭載車、ロングボディー「GR」の5速マニュアルトランスミッション搭載車、ショートボディー「VR-I」の5速マニュアルトランスミッション搭載車を廃止した。
■安全装備
・3.0L ガソリンエンジン搭載車に、横滑りなどの不安定な動きを抑制するアクティブスタビリティコントロール(ASC)と駆動輪のスリップを抑制して安定した発進を可能にするアクティブトラクションコントロール(ATC)を組み合わせたアクティブスタビリティ&トラクションコントロール(ASTC)+ブレーキアシストを標準装備(クリーンディーゼルエンジン搭載車は以前から採用)することにより、全車で標準装備とした。
・3.0L ガソリンエンジン搭載車に、歩行者への衝撃を低減する衝撃吸収構造のボンネットフードを採用(クリーンディーゼルエンジン搭載車は以前から採用)することにより、全車で歩行者頭部保護基準(国土交通省)に適合した。
■機能装備
・ロングボディー「スーパー・エクシード」に標準装備、ロングボディー「エクシード」とショートボディー「VR-II」にメーカーオプション設定のMMCS(ナビゲーション、オーディオ機能)を、高解像度・高精細WVGAモニターを搭載した多機能メモリーナビゲーションなどで構成する新型に変更した。
・ロングボディー「スーパー・エクシード」に標準装備、ロングボディー「エクシード」にMMCSとセットでメーカーオプション設定のロックフォードアコースティックデザイン・プレミアムサウンドシステムに、2チャンネルで録音された音楽ソースを臨場感あふれるサウンドで再生するDTS Neural Surroundなどの新機能を採用(「エクシード」に標準装備のロックフォードアコースティックデザイン・プレミアムサウンドシステムは変更なし)。
パジェロ
全グレード共通
変速:INVECS-IIスポーツモード5AT
駆動:スーパーセレクト4WD II
ボディータイプ:ショート
グレード/エンジン/価格
VR-I/3.0L SOHC V型6気筒 ECI-MULTI/281万4,000円
VR-II/3.2L DOHC 4気筒 インタークーラーターボディーゼル/384万3,000円
ボディータイプ:ロング
グレード/エンジン/価格
GR/3.0L SOHC V型6気筒 ECI-MULTI/310万8,000円
GR/3.2L DOHC 4気筒 インタークーラーターボディーゼル/360万2,000円
エクシード/3.0L SOHC V型6気筒 ECI-MULTII/367万5,000円
エクシード/3.2L DOHC 4気筒 インタークーラーターボディーゼル/411万6,000円
スーパー・エクシード/3.2L DOHC 4気筒 インタークーラーターボディーゼル/476万7,000円