マクラーレン・オートモーティブが開発を進める究極の次世代スーパーカー、「マクラーレンP1」が9月28日(金)から開催されるパリ・モーターショーにてお披露目されるが、その画像が公開された、
このマクラーレンP1は一般道やサーキットでの走行において世界最高のクルマとすることを目指して開発されたもので、同社のレース部門で培われた技術や精神がふんだんに盛り込まれているという。マクラーレン・オートモーティブ会長のロン・デニスは次のように語っている。
「マクラーレンP1はこれまで50年にわたるレースとロードカーの集大成となるものだ」
「20年前、われわれはマクラーレンF1によってスーパーカーのパフォーマンスのバーを引き上げたが、マクラーレンP1の目的はその基準を再定義することだ」
また、同社のマネジングディレクターであるアントニー・シェリフも次のように続けている。
「われわれの目標は単に最高速度が最も高い車とすることではなく、サーキットにおいて最も速く、ドライブしがいのある市販車とすることだ」
「(サーキット走行は)スーパーカーのあらゆる能力が本当に試されるものだし、技術の高さを示す重要なメッセージとなる。われわれの目標はマクラーレンP1を、かつて製造されたスーパーカーの中でも、最もワクワクし、最も高性能で、最も技術的に進歩し、最も力強く洗練された車にすることだ」
今回のパリ・モーターショーに展示されるのは主にデザインを紹介するためのプロトタイプとなるが、マクラーレン・オートモーティブでは今後12か月以内には販売にこぎつけたいとしている。
まだそのスペック等については正式に発表されていないが、2011年に発売開始されたMP4-12Cの3.8リッターV8ツインターボの改良版エンジンととともにF1のKERS(運動エネルギー回生システム)が搭載され、約969馬力を発生するモンスターマシンとして登場することになるとみられており、性能的にも価格的にもMP4-12CやMP4-12Cスパイダーの上位車両として位置づけられることになるとみられる。