マクラーレンのマネジングディレクターであるジョナサン・ニールは、来シーズン以降もルイス・ハミルトンに残留してほしいと認めつつ、調子を落としているチームの状態と、度重なるミスが原因でハミルトンがチームを離脱するのではないかとの憶測を否定した。
ハミルトンは最近、チームによる度重なるミスや、レースを重ねるごとにずるずるとペースが落ちていっている現状に不満を漏らしている。
しかし、現行の契約が終わりとなる今シーズン末にハミルトンがマクラーレンを去る決断をしても、それはチームが現在抱えている短期的な問題が原因ではないだろうとニールはリポーターに語った。
「ルイスのようなプロが、2、3戦の結果をもとに、次はどこに行ったらいいか、なんて考え始めるとは思えない」
「これからもルイスにはマクラーレンで走ってほしいと思っているし、まだ考える時間はある」
「契約更新の決定は今年のずいぶん後になるまで行う必要がないんだ。チームの調子については、もっと長い目で見なくてはいけないと思うが、ほかのチームに比べれば割といい位置にいると思う」
「しかし、ミスを減らして、改善し、調子を上げるために頑張り続けなければいけないということに変わりはないよ」
「なにしろ6戦で6人の勝者がいたんだ。まだ誰かが飛び抜けている訳ではないからね」とニールは話している。