フェラーリのドライバー育成プログラムに所属するセルジオ・ペレス(ザウバー)は、来年フェリペ・マッサ(フェラーリ)の代わりのドライバーとなる最有力候補ではない。フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロが発言した。
「ペレスはいいドライバーだが、フェラーリで走るにはもっと経験が必要だ」とモンテゼモーロはペレスの来季フェラーリ入りを否定し、『Reuters(ロイター通信)』へこう続けた。
「シーズンの後半になるまでに決断を下すことはない」
ペレスが来年からフェラーリのシートを得るのではないかといううわさがささやかれる中、モナコGPでマッサの調子が劇的に好転したこともモンテゼモーロは認めている。
そこで次にうわさとなったのは、モナコGP勝者で35歳のベテラン、マーク・ウェバー(レッドブル)だ。ウェバーが2013年に1年契約を結び、翌年にペレスがフェラーリへ加入するのではないかと複数のメディアが推測した。
しかし、ウェバー自身は「この手のうわさは毎年今ごろ必ずわいてくるんだ。この時期に誰かが何かをしたり、重要な決定したりすることなんてほとんどないのにね」と『AFP通信』に語っている。