F1パドックに新たな金銭問題が勃発している。
既報の通り、猛烈なインフレがチームの限られた予算を圧迫するとして、一部のチームが1億4000万ドル(約174億円)の予算上限を調整するよう求めているのだ。
「現時点ではまだ3チームが反対している」と、アルファタウリのチームボスであるフランツ・トストは明かした。
「というのも、特にロジスティクスの面でコストが非常に上がっているからね。すでに限界をはるかに超えているんだ」
アルファロメオのチームマネージャーであるビート・ツェンダーは、次のように述べた。
「我々は2020年に比べて160パーセントも高い航空運賃を支払っている。改善しなければならない」
特にロシアとウクライナの戦争は、航空輸送が確実に不可能になることを意味し、チームはほぼ船に頼らざるを得なくなる。
「船はどんどん大きくなっているよ」
「現在では、船に2万8000個のコンテナを積んでおり、積み込みと積み下ろしに5日間を要する。昔は1日半だったんだけどね」
彼は、大チームが年間許容予算を1億4000万ドルから最大1億4800万ドル(約184億円)まで増やそうとしていることを認めている。
「実際にはもっと少なくてもやっていけるんだよ」とツェンダーは言った。