ハースF1チームは、2022年のF1世界選手権をミック・シューマッハと戦うチームメイトとして、デンマーク人のケビン・マグヌッセンと複数年契約を結んだと発表した。
● なぜハースF1チームはマグヌッセンを呼び戻し、複数年契約をしたのか?
■電撃復帰!マグヌッセン、バーレーンテストに参加
マグヌッセンは、3月10日から12日にかけてバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる公式プレシーズンテストで、ハースF1チームの新車VF-22を初めてドライブする。
このテストにはシューマッハと、ニキータ・マゼピンの代わりとして候補に挙がっていたテスト兼リザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディも参加する。
■ブランクは1年、ハースをよく知る男
29歳になったマグヌッセンは、マクラーレン(2014〜15年)、ルノー(2016年)、ハース(2017〜2020年)で走ってきた経験を持ち、経験豊富なドライバーの一人に数えられる。
F1シートを失ったマグヌッセンは、2021年はアメリカに渡り、スポーツカーやインディカーに参戦。2022年はプジョーから世界耐久選手権(WEC)に参加することが決まっていた。
先週土曜日にハースが発表したニキータ・マゼピンとの契約解除の決定を受けて、チームをよく知っているマグヌッセンの名が候補に挙がっていたものの、プジョーとの契約解除も含めて時間がかかると思われていた。
しかし、F1で7年の経験があるマグヌッセンは、F1参戦2年目のドライバーであるミック・シューマッハのパートナーとしてF1へ電撃復帰することになった。
2018年にはマグヌッセンはハースF1チームとともに自身のF1キャリア最高のドライバーズ選手権9位を獲得。VF-18を駆り、バーレーンとオーストリアでの5位フィニッシュを含む21レース中11レースでトップ10フィニッシュを記録している。ハースからはF1に79戦出場している。