トロロッソ・ホンダが、F1ブラジルGP決勝レースを次のように振り返った。
●【画像:決勝レース結果】2018年F1第20戦ブラジルGPのタイム差、周回数、ピット回数
■トロロッソ・ホンダ:決勝レースレポート
F1第20戦ブラジルGP、決勝レースが午後3時10分より行われた。晴れ間ものぞく空模様だが、レース中に雨が降る可能性もある状況で、気温25℃、路面温度42℃のもと、71周の決勝を迎えた。
レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台は、上位ドライバーのペナルティーによってスターティンググリッドが一つずつ繰り上がり、ピエール・ガスリーが9番手、ブレンドン・ハートレーが16番手からのスタートとなった。ガスリーは中古のスーパーソフトタイヤ、ハートレーは全車中唯一ミディアムタイヤでのスタートを選択した。
■決勝レース
午後3時10分にフォーメーションラップがスタートし、レースが幕を開けた。好スタートを切ったガスリーは、1周目に8番手に上がったものの、2周目に追い上げてきたレッドブルのダニエル・リカルドにパスされ9番手に戻る。
ハートレーはスタートポジションを守り16番手でレース序盤を終えた。早々にタイヤが厳しくなったガスリーはペースが上がらず、13周目、18周目に後続にパスされ11番手にポジションを落とした。
そして23周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換。16番手でレースに戻るとポジションを取り戻すべくペースを上げた。ハートレーはピットインを引き延ばす作戦で、安定したペースで走行を続け、他車のピットインなどでポジションを上げた。
レース半ばにはハートレーが12番手、ガスリーが13番手を走行。入賞圏内を目指しレースは終盤に入った。42周目にはハートレーが11番手、ガスリーが12番手となり、トップ10が目前となった。50周目、ハートレーがピットインしスーパーソフトタイヤに交換。12番手でレースに戻り、ガスリーとポジションが入れ替わる。
レース終盤、タイヤの厳しくなったガスリーはペースが落ち、ニュータイヤのハートレーはハイペースで追い上げた。レース残り2周で両ドライバーはポジションを入れ替え、ハートレーが11番手にポジションを上げたが、ガスリーは最終ラップに後続にポジションを奪われるかたちになった。
レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台は完走を果たしたものの、ハートレーが11番手、ガスリーが13番手でフィニッシュし、惜しくも入賞を果たすことはできなかった。
F1第21戦アブダビGPはヤス・マリーナ・サーキットで11月23日~25日に行われる。