F1第5戦スペインGPの2日目は、FP3と予選が行われた。朝方に晴れ間も見えた空模様は、走行が始まる頃には厚い雲が空を覆い、気温も上がらないコンディションとなった。
●【予選結果】2018年F1第5戦スペインGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数、タイヤ
■フリー走行3回目
正午に始まったFP3では、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにスーパーソフトタイヤでのアタックから開始。まずハートレーが3回アタックを行い、1分20秒073をマーク。続いてガスリーも3回アタックを行い1分19秒830のベストタイムで、その時点でのベスト10内につけた。
セッション後半にも予選を想定したアタックを行い、ガスリーが1分18秒886とタイムアップ。ハートレーも1分19秒428と自己ベストを更新し、再度アタックを開始する。しかし、ターン9でスピンしてバリアに激突。マシンは大破し、セッションは赤旗が提示されたことによって終了となり、このセッションを、ガスリーは10番手、ハートレーは17番手で終えた。
■予選
午後3時、気温18℃、路面温度27℃というコンディションで予選が開始された。プラクティスでクラッシュを喫したハートレーは、大破したマシンの修復が間に合わず、予選に出走することはできなかった。パワーユニットは大きなダメージを受けており、決勝に向けて交換作業を行う。
Q1で、ガスリーは2回のアタックを行い、ラストアタックで1分18秒550をマークし、11番手でQ2に進出。
Q2では、1回目のアタックに中古のスーパーソフトタイヤで出て1分19秒306とタイムは伸びなかったが、2回目には新品のスーパーソフトタイヤで最後のアタックへ。セッション終了ギリギリのアタックは1分18秒463とこれまでのベストタイムをマークし、12番手を記録した。
Q3に進出することはできなかったが、6列目からのスターティンググリッドを得た。予選に出走できなかったハートレーは最後尾から決勝レースに臨む。
●【動画】F1第5戦スペインGP 予選ハイライト動画
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