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【トロロッソ・ホンダ】「タイムはマシンの実力を正確に反映できていない」

2018年05月12日(土)5:26 am

F1第5戦スペインGP初日をトロロッソのジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)が振り返った。

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■ジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)

「今日はかなり難しいコンディションになりました。それはどのチームにとっても同じだった様で、多くのマシンがコースアウトしていましたね。

その大きな要因としては、非常に強い風が吹いていたことが挙げられるでしょう。カタルニア・サーキットは、コーナーが広く、また通過速度も高いので、少しの風でもマシンが大きな影響を受けてしまいやすいんです。

FP1では、ブレンドンがコースアウトし、マシンには大きなダメージがなかったものの、コックピットに石が入ってしまいました。ダメージはほとんどなかったものの、ブレーキペダルの下にも石があり、安全面を考慮して時間をかけて取り除きました。これは残念でした。

FP1では、セットアップとウインターテストで試したアイテムのさらなるテストを集中して行いました。ここは、おそらくシーズンを通して最も路面が滑らかなので、ほかのサーキットでは試せないさまざまなセッティングをトライすることができます。

ピエールに関しては非常に順調で、午後のFP2にかけてセットアップへの理解を深めることができました。午後のFP2でもコンディションは同様でしたね。ピエールは第9コーナーでコースアウトした際、フロアをひどく傷つけてしまったため、新しいフロアを投入しました。

ブレンドンも最初の走行でフロアにダメージを負ってしまいましたが、こちらはセッション中に交換することができました。メカニックはすばらしい仕事をしてくれましたが、マシンのフロア交換とそのほかの修復も行ったため、あまり時間に余裕がなく、スーパーソフトを使っての予選シミュレーションは満足に行うことができていません。

それを考慮すれば、現在のタイムはマシンの実力を正確に反映できていない可能性があります。まだマシンのバランスには完全に満足できていないので、今夜はかなり多くの仕事をこなす必要があるでしょう。

ロングランでは、これらの問題に対処したことで当初の予定より少し短めのシミュレーションとなりました。走行中に集めたデータを見ると、ソフトタイヤはかなりうまく機能しているようです。これから、レースに向けた最適の戦略を確立させていきます」。

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